先日、仕事で静岡の東海軒さんへ行った時に車中で食べたのがこちら。
普段なら絶対に買わない弁当なのですが、あるところに興味があったので買いました。
それにしても日本語は難しいですね。
商品名の「東海道新幹線弁当 60周年記念ver」だと、事情を知らない人には新幹線弁当が60周年と受け取られかねません。
パッケージは3種類あるのですが、私が買った時には、画像のものばかり。
難しいとは思いますが、ロットの中に3種類を公平に混ぜてくれると、選ぶ楽しみが増えて楽しさが増すと思うのは、私だけでしょうか?
さて、弁当の蓋を開けるとご覧のとおり。
御菜の種類が多く、見栄えは良い感じです。
海老フライは記念弁当ということで、2尾に増量中ということですが、味はイマイチと言うかイマサン・・・。
ソースの味がとても強すぎて、海老の味は全く無く、ソースそのものを食べている感じ。
もうちょっと、なんとかならないものでしょうか・・・。
ご飯は、アサリの入った深川飯に、薄っぺらい穴子の切身が一つ。
御菜を肴にビールを飲みながら食べ、締めのご飯としては良いかと思いますが、いわゆる食事としての弁当を想定すると、この量ではかなり厳しいと思います。
特に、成人男性には全く足りないので、倍ほどの量は必要でしょう。
煮物は種類も多く、平均的な味付け。
かつおぶし入り薩摩揚げは、食べる機会が少なく珍しいと思います。
全国有数のかつおぶし生産地として有名な、静岡県の焼津辺りの食材なのでしょうか。
そして、私が興味を持ったのがこれです。
これがあったので買いました。
卵焼に「60th」の焼印です。
御菜の中に「新幹線60年」を表現した手法として、「オッ、なかなかやるねぇ」と感心したしだい。
このアイディアは、素晴らしい!
これが実見したくて、普段なら全く興味が向かない弁当を「買う気」にさせたもの。
今回は、この卵焼だけで満足です。
全体として、この味、この内容で1300円として評価すると、次は買わないと思います。
また、弁当としてのクオリティ評価をすると、コンビニ弁当を食べているような感じがしますし、伝統的な駅弁業者による調製品のような手作り感が全く伝わって来ない商品と言えます。
パッケージの裏側を見ると「新幹線年表 〜民営化まで〜」という年表が印刷されており、新幹線60周年を演出しています。