牛肉を使った駅弁は、日本中にたくさんありますが、正直なところ「これは美味い!」と言えるものは数少ないですね。
その原因は、駅弁は冷めるということ。
もちろん暖かい駅弁もありますが、弁当の多くは冷めています。
冷めた状態でも、美味しく食べることが出来る牛肉弁当を作ることが、このジャンルのポイントです。
最近食べた山形駅もりべんさんの「みちのく弁当の旅」は、数年ぶりに美味しく食べることができた牛肉を使った弁当で、これは 絶対にオススメ!!
中身は下の写真のとおり。
「みちのく弁当の旅」というだけあって、純粋な牛肉弁当ではありません。
ぜんまい、わらび、平茸といった山菜に、山形名物の玉こんにゃく、そして牛の焼肉。
山形の味が詰まった駅弁です。
この焼肉の味付けはけっこう濃いのですが、山形米との相性はピッタリ。
しかも、冷えても肉質が柔らかく、ボソボソ感が全くありません。
この食感は大切で、肉系駅弁の生命線とも言えましょう。
下の写真は、調整から時間が経っているのに(朝調整で、写真はその日の夜に撮影)、この肉の艶を見てください。
これだけでも、この弁当の美味さが伝わってくると思います。
味付けが濃いと書きましたが、ご飯の上には山菜や茸が乗っているので、肉に飽きたらそれらを食べることにより、更に肉が美味しく食べれるから不思議です。
「みちのく弁当の旅」は、山形駅はもちろんのこと、今冬開催の梅田阪神百貨店、熊本鶴屋百貨店の駅弁大会にて販売予定です。
ぜひ、ご賞味ください!!