2018年駅弁大会復刻掛紙


南洋軒
草津駅 上等御弁当

明治22年鉄道局長の承認を受け、草津駅でのホーム立売を開始。当初は南茶店、南茶寮と名乗っていたが、後に南洋軒と改称し現在まで続いている。
本掛紙は大正12年のものであり、月明かりの下、葦が繁る琵琶湖を小舟が行く光景を描いている。暗い印象を受ける掛紙ではあるが、絵画的には芸術的な掛紙である。
また、大きく「時候柄早クオ召シ上リ下サイ」と食中毒予防の断り書きと、「空箱ハ腰掛ノ下ニオ置キ下サイ」と車内美化に関する標語を記している。
 
 
 

浜吉
下関駅 上等御弁当

株式会社浜吉は、明治23年5月1日に山陽鉄道株式会社の許可を得て、尾道駅にて構内営業を開始。その後、糸崎に移転し昭和30年に株式会社組織となった。
戦前の下関駅での駅弁販売は、浜吉弁当部の他に「たからや」があったが、昭和17年1月に2社を広島鉄道局の指導により統合し下関駅弁当株式会社となった。
本掛紙には、昭和17年に開通した関門トンネルが図案として描かれている。また「国民精神総動員」の標語が記されており、戦時色が強まった時代性を知ることができる。