2015年駅弁大会復刻掛紙

東華軒
国府津駅 鯛飯

東華軒は、明治20年7月に国府津駅が開業すると、翌21年に同駅にて弁当の販売を開始。その後、大正9年10月に熱海線(現在の東海道本線)国府津・小田原間が開通すると、大正11年10月には小田原駅でも営業を始めた。
鯛飯販売は、明治40年に国府津や小田原の目の前に広がる相模湾で獲れた鯛を使用して始められ、現在まで110年以上も販売が続くロングセラー駅弁である。
このため、掛紙の図柄や商品名の表記には数多くの種類が存在する。

 

 

 

 

 

 

 

 

松浦商店
名古屋駅 親子めし

松浦商店は、大正11年11月、名古屋鉄道局長の承認によりホーム立売を開始。名古屋駅では、明治19年から他の構内営業立売人が営業を行っていたのであるが、その業者が廃業したため松浦商店が引き継いだものである。
親子めしは、昭和12年に発売され、玉子そぼろと鶏そぼろのご飯に若干のおかずを加えたものであり、掛紙は卵と鶏の足跡で親子を象徴している。